林檎の誘惑

「やっぱり○○やるならMacだよね」

僕の中でMacってのは、アーティスト気取りのイケ好かない輩が、特に大したこだわりもなくステイタスとして所有するもの、だった。少なくとも僕の周囲では、熱心なMac信者ほど「じゃあ何故○○するのにMacがいいのよ?」という問いかけに答えあぐねているように見えたからだ。そもそもMacがどうこうっていう以前に、僕はそういう自称アーティストな連中が大嫌いで、その連中が崇拝するMacに対しても同じような印象を持っていたというのもあるかもしれない。ともかく、「MacでできることはWindowsでもできるじゃないか」それが長い間の僕の持論だったわけだ。

だった、だったのだけど・・・!
写真に本格的に取り組むようになり、プリントも家で行うようになると考え方が変わった。Windows上では、モニタに出力されてる色とプリンタが出力する色、これが全然一致しない。プログラムによってもなんか色味が変わるし、カラープロファイル周りの設定のとにかくややこしいこと。結局は1枚プリントしてみないと、ズレがわからなかったりする。紙もインクももったいないことこの上ない。その点MacはOSレベルでカラーマネジメントを行っている(ColorSync)そうで、今更ながらこれには驚いた。Macってスゴいじゃん!ほんとにWindowsとは別の機械なんだなぁ。

WindowsもVistaでようやくそっち方面を気にし始めたようなので、今後に期待したいところですね。がんばれがんばれ。

コンパクトという性能

本年最後(だといいけど)の衝動買い。レンズ処分してGR DIGITAL II買ってしまった。

僕にとって一番の愛機はもちろんE-510で、持ち出したらいつも「ああ、いいカメラだな」って思わせてくれるようなものを撮らせてくれるんだけど、一眼レフ毎日持って出勤・登校はちょっとアレですよね。でもポケットに入るデジカメは、何というかファミリー向けというか記録向けというかライトユーザー向けというか、まぁちょっと方向性が違う。いつでも気楽に持ち運べて、作品を撮る気にさせてくれるカメラはないものか。そんなニーズに応えることに成功したGR DIGITALの後継機がコレです。

で、早速試写。上野公園を練り歩く。

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右はなんとなくコントラスト+1、色の濃さ+1にしてみた。ビビッドすぎ!
アグフアウルトラかなんかで撮ったような色合いですね・・・。

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電子水準器が搭載されておりまして、こういうナナメりたくない時に非常に便利です。

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新宿駅南口のクリスマスイルミネーション。
手振れ補正はついていませんが、明るい広角レンズですから、しっかりホールドすれば大丈夫。

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デパート内とかで一眼レフ構えるのにひよってしまう僕にはいいアイテムです。

被写界深度

って言いにくいですよね、ひしゃかいしんど。どこの早口言葉。
Flickrで人気なのは、Fotologueでもそうだったけど、やっぱりこれを利用した写真達。
このサイトの分類で行くと、Focus Trickingってやつですね。
下で紹介するサイトを見ていて、「Sixismといったらコレだよね」みたいな看板手法にして演出してみようかな、なんて思い始めた。

先日あんなこと書いた矢先に見つけてしまったちょっとステキなサイト、ROPE MAGIC。ロープ縛り写真という縛り(ギャグじゃないよ!)の中でモダンな明快さを指向していらっしゃる。普通はこう、江戸川乱歩の世界の焼き直しみたいな方向へ持っていってしまいそうなものだが、これはちょっと衝撃だった。

エロティックって何なのよ?っていう問いの答えってもう時代と文化によって様々で、当然日本って狭いリージョンの中でもそれは変化し続けてるわけですよ。だから今この時代の人が江戸川乱歩の世界を表現したとして、その結果に思想的な意味があったとしても、社会に接続を迫れる程の力をもったラディカルなものには成り得ないと思う。芸術表現者は、社会に接続先を求める義務がある。しかし、社会に受容されるようなものを意図的に発信するのではなく、社会の方が受容を迫るような引力を持ったものを発信するべきなのだ。分かる人間だけが分かればいい、という受容側を選抜するようなスタイルはもう時代遅れで、その世界内だけで通用するような極地的な物差しすらも、時代遅れの表現者達によるゲリマンダーの産物であることを認識するべきである。

オススメのサイト紹介がなんで途中から芸術論になっているのか。つまり、今まで見たことない演出方法で変わった素材を実にうまく料理していてスゴイ!ってことでした。アハハ。

溺れると危険なものの扱い方

一つはWWWの情報の海。もう一つは、女性。

広大なネット上には写真サイトなんて星の数ほどありまして、当然このSixismもそんな名も無き星のひとつでしかないのですが、名前が無い星だからと言って輝いていないわけではなく、色だとか位置だとか明るさだとか所属する星座だとか、そういう個性を光に変えて静かに湛えているわけですよ。

そこで凡百の写真サイトにならない為の個性、それがSixismの場合は「オシャレアーティスティック女性ポートレート(ちょっぴりエロ有り)」だったのです。オシャレアーティスティック女性ポートレート(ちょっぴりエロ有り)座を構成する星であろうとしたわけですね。とりあえずそこいって周り見れば、手繋げそうな星くらいあるだろう、みたいな。

しかし、どうやらこの辺は思ったより辺鄙なところだったみたいです。女性ポートレートサイトはたくさんありますが、オシャレとかアーティスティックとかで絞っていくと、瞬く間に減ってしまう。具体的にいえば、「いかに被写体の子をかわいく見せるか」に念頭を置いたグラビア系のサイトは多い。一方でヌード系にシフトすると今度はポルノ要素が強烈に幅を利かせてくる。早い話がエロサイトが多い。無論そういったサイトを否定するわけではないですが、少なくともこのサイトとはベクトルが違う。それでもたまに見つけた、と思っても、もっとこう重厚でじっとり粘りつくようなエロス漂う系のアートヌードだったりして、またこのサイトが目指すようなライトで都会的な雰囲気とは違う。

Sixismも開設して10ヶ月が過ぎましたが、作ってそのまま売り込みなしの放置でOK!なんて考えていたわけではなく、むしろ積極的に輪を広げてあわよくば同じ嗜好の人とお友達に、なんてことまで考えているのです。いるのですが・・・。内容が内容だけに、こちらから同系統以外の写真サイトに、よろしくー、なんつって裸の写真あるURL書くのも憚られるし。

うーん。僕はどこの宇宙に迷い込んでしまったのだろう。

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